キングダムの鄴(ぎょう)攻めが始まる46巻について戦の展開や概要を分かりやすくご紹介!
黒羊を奪い取り趙西部の侵攻を進めるかと思いきや、王都圏に一気に踏み込んだ秦軍。
秦趙全面戦争となった鄴攻めはどのような展開を迎えるのでしょうか!
キングダム 鄴(ぎょう)攻め 46巻 何巻?
鄴攻めが描かれてるのはコミック46巻からです。
そこから各軍死闘が繰り広げられ、この戦いの決着がつくのはなんと59巻‼
実に14巻にわたって秦対趙の一戦が描かれているのです!
しかもこの一戦、趙の王都・邯鄲(かんたん)にはまだ手が届いていないので王手というわけではない…。
つまり鄴攻めの後も、趙との戦いは続くということです。
これって凄くないでしょうか⁈
中華全土を震わせた合従軍戦でさえ、25巻から33巻までの9巻分のストーリーです。
無謀と言われた鄴の攻略戦がどれだけ熾烈な戦いになったのでしょうか。
それでは戦いの展開を見ていきましょう。
キングダム 鄴(ぎょう)攻め 46巻 はじまり
李牧の策により、趙西部の防衛網が次々とつくられていることから、趙の攻略には十数年とかなりの長期戦になることを察した昌平君(しょうへいくん)。
多くの犠牲を伴うことを覚悟で、嬴政(えいせい)に奇策中の奇策を提案します。
それが趙西部の攻略をおとりにして、邯鄲の喉元にある『鄴』を攻め落とすことでした。
しかし、趙の奥深くに位置する鄴を攻めるということは、王都を守る趙の強力な守備軍から包囲されるのは間違いありません。
鄴の攻略に向けて昌平君らは時間をかけて策を練ますが、攻略の糸口がなかなか見つかりません。
鄴攻めはやはり不可能なのか……。
果たして秦はどのような戦略にでたのでしょうか!
キングダム 鄴(ぎょう)攻め 46巻 秦軍
独立遊軍
練兵を重ねていたある日突然、信、河了貂(かりょうてん)、王賁(おうほん)、蒙恬(もうてん)の四人は秦の王都・咸陽に呼ばれます。
そこで鄴攻めの話を耳にし、この鄴攻略のためには飛信隊、玉鳳隊(ぎょくほうたい)、楽華隊(がくかたい)の三隊の働きがとても重要であることを語られるのです。
それは三隊が『独立遊軍』となり、自由判断を許されること。
相手はあの李牧、想定していない事態が起こった時に、独立遊軍として現場判断で的確な行動をとることが求められるということでした。
もちろん戦略図もしっかりと頭に叩き込んだ上で、戦場で動く必要があります。
この三人の働きなしには鄴の攻略は不可能だと文官らは断言します!
連合軍
そして、この過酷な戦いの軍を率いるのは、王翦(おうせん)を総大将に、桓騎(かんき)、楊端和(ようたんわ)の三人!
なんと、三将の連合軍で趙へ侵攻しました。
山の民まで加わるとはちょっと驚きですね。
秦軍がこれだけの大軍勢で挑むわけですからかつてない大戦になる予感しかしません…。
キングダム 鄴(ぎょう)攻め 46巻 偽の進路
秦軍は、趙西部の攻略戦と見せかけるために黒羊に向かって進路を進めていきます。
(黒羊丘の戦いはこちら)
趙軍にバレないように、兵糧を中継地点の金安(きんあん)から奪取した黒羊(こくよう)へと運んでいきますが、実際に運んでいた中身は兵糧ではなく重さを合わせた土や材木。
つまり、偽の兵站(へいたん)を作っていたわけです!
実際の兵糧は、進路変更地点である金安城の極秘の地下施設に集められており、秦は三ヵ月も前からこの作戦を実行していました。
さらに、今回の戦が鄴攻めであることを知っているのは信や将軍ら一部の人のみ。
進路を変更するまで秦の歩兵らにも情報を漏らさない徹底ぶりです。
趙の間者が紛れ込んでいたり、兵の様子がおかしいと気が付かれてしまうと、趙に早々に作戦がバレてしまうからですね。
相手が李牧だけに、秦も相当綿密な計画を立てて挑んでいるのが分かります!
秦軍は金安に到着した時点で進路を変更。
ここからは、趙も目的地が違うと気が付くので時間との勝負です‼
スピードを一気に早め、鄴の手前にある列尾(れっぴ)へ向かいます。
キングダム 鄴(ぎょう)攻め 46巻 まとめ
キングダムの鄴攻めについて46巻の内容をお届けしました。
連合軍での侵攻に加え、信達には独立遊軍という特別な権限を与えた秦。
さらには偽の兵站を作るなど、趙の攻略のために相当な準備をしてきているのが分かりますね。
昌平君を中心に練られた秦の作戦は果たしてうまくいくのか⁈
47巻もぜひお楽しみください。