キングダム 鄴(ぎょう)攻め 47巻ネタバレ

キングダム

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キングダム47巻のストーリー(鄴攻め)のネタバレです。

黒羊を拠点に趙西部の攻略を進めると見せかけて、金安(きんあん)から一気に進路変更した秦軍。

秦軍が向かったのは、趙王都圏の入り口にある城・列尾(れっぴ)でした。

果たして列尾を陥落させることができるのか⁈

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キングダム 鄴(ぎょう)攻め 47巻 進軍

兵糧を集積している金安から列尾へ向かった秦軍。

趙軍は何とか足止めしようと道を阻みますが、秦は連合軍の強みを生かします!

趙軍が来ては別働隊を放ち、本陣は着実に進軍していきます。

そして金安を出発してから十日目に列尾に到着しました。

列尾では、趙の王都軍はまだ到着していないようで、大軍が待機している様子はありませんでした。

そこで総大将・王翦(おうせん)は、楊端和(ようたんわ)軍と飛信隊にこの列尾を任せました!

大軍がいないとはいえ、列尾は趙の国門です。

しかも列尾兵はかなり士気が高い様子!

秦でいう『函谷関』と同じような場所ですが…山の民と飛信隊だけで陥落させられるのでしょうか⁈

キングダム 鄴(ぎょう)攻め 47巻 列尾(れっぴ)

王翦の意図が読めないまま列尾攻めを任された飛信隊ですが、河了貂(かりょうてん)は「最低でも二日以内」には落とす必要があると言います。

しかし、それを聞いた楊端和が「半日で落とす」と断言!

話し合いの結果、城壁を落とすのは山の民が担当し、門が開いたら飛信隊が突入することとなりました。

列尾兵の士気の高さを懸念していた河了貂でしたが、楊端和はそれを優に上回る檄を飛ばし、山の民を奮い立たせて出撃!!

死王と称される楊端和の檄がかっこよすぎます‼

列尾攻めが開始され、しばらくして楊端和は列尾の城壁の攻め所を見つけました。

飛信隊の援護もあり、バジオウらが見事城内へ突入!

門が開き、飛信隊も城内へ突撃しました。

列尾は山民族と飛信隊の活躍でわずか半日ほどで陥落してしまいました。

秦軍でさえ、山民族の強さに圧倒されたのではないでしょうか⁈

信や羌瘣など登場人物の年齢はここで明らかに!!

キングダム 鄴(ぎょう)攻め 47巻 王翦の行方

喜ぶのも束の間、秦軍はここから忙しくなります!

あくまで目的は鄴攻め

奪い取った列尾は、しっかりと守り抜かないと鄴まで兵站がつながらなくなるからです!

そのため王翦は列尾の全容を把握するため、区画や城壁の高さ、門の作りなどを正確に計測していきました。

すると、列尾のある秘密に気が付いてしまった王翦。

なんと突然列尾からこつ然と姿を消してしまうのです!

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キングダム 鄴(ぎょう)攻め 47巻 李牧の罠

実は、列尾には李牧が施した恐ろしい秘密が隠されていたのです‼

その秘密に秦軍が気が付かずに進軍してくれば、趙軍が勝ったようなもの。

気が付いた場合、秦軍は動けなくなると李牧は言いました。

そして王翦であれば、その秘密に気が付くことも予想していました。

列尾に仕掛けられた罠とは……。

実は、列尾は意図的に弱く作られていたのです‼

それは秦に奪われたとしても奪い返しやすくするためでした。

趙の国門だからと強固に城を作ってしまうと、敵が手に入れたときに奪還することができないからです。

あえて強固にせず奪還しやすくしておき
列尾を抜いて敵が王都圏に侵入した時
太行山脈に伏せてある軍を南下させ

再び列尾を奪い返し
敵の唯一の“出口”をふさぐ
そして脱出口と補給線の両方を失った敵を王都圏の各軍で

ゆっくり包囲殲滅するという作戦だ

キングダム47巻

さすがは李牧!

あえて敵軍を王都圏に誘い込むなんて李牧にしか考えられない策なのではないでしょうか。

これは秦軍にとって致命的な打撃でした。

昌平君らと練った秦軍の戦略は、奪った列尾を守り、補給線を確保し続けることで初めて鄴攻めができるからです。

つまり李牧は、多くの時間をかけて考え抜いた秦の戦略をいとも簡単に打ち砕いてしまったのです。

本当に恐ろしい人物ですね。

キングダム 鄴(ぎょう)攻め 47巻 王翦の策

この李牧の罠にいち早く気が付いた王翦。

“全軍列尾に三日待機”

と伝言を残して、王翦が見に行っていたのは目的地『鄴』でした。

そして列尾に戻るとすぐに号令を下します。

この連合軍は私の策をもって列尾を越える

将校たちに衝撃が走りました‼

王翦は、全ての兵糧を持ち全軍で進撃を開始します。

キングダムの戦い全巻まとめ

キングダム 鄴(ぎょう)攻め 47巻 知略戦

これには李牧も驚きを隠せません!

全軍撤退かと思いきや、脱出口のない王都圏へ侵入してくる王翦の考えが読めません。

しかし侵入してきたのであれば、趙軍は包囲戦で秦軍を殲滅していけばいいのです。

李牧はすぐさま包囲戦の準備に取り掛かります。

鄴に向かう途中で、王翦はまず、楊端和軍五万を公孫龍(こうそんりゅう)軍九万にぶつけました。

足止めされることなく本陣を進めるためです。

しかし、その後本陣は進路を変更‼

なんと、鄴とは関係のない小さな城・吾多(ごた)を攻めに行ったのです! 

この不可解な行動に、河了貂でさえも意図が読めずに理解に苦しみます。

小都市を落とすと、王翦は食料をもらい民は殺さずに城の外へ出しました。

そうやって、いくつもの小さな城を落としては民間人を城の外へと出していくのです。

キングダム 鄴(ぎょう)攻め 47巻 まとめ

キングダムの鄴攻めについて47巻の内容をお届けしました。

秦軍は作戦通り列尾を陥落させますが、城に仕掛けられた李牧の罠により、鄴攻めの策が一気に打ち砕かれてしまう事態に…。

全軍撤退かと思われましたが、王翦の策で再び進軍を開始しました!

ここから李牧と王翦の知略戦が始まります‼

小城ばかり狙い続ける王翦の意図とはいったい…?

48巻もぜひお楽しみください。

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