キングダムの王賁(おうほん)率いる玉鳳隊(ぎょくほうたい)が『新生玉鳳隊』となって大活躍するシーンをご存知でしょうか⁈
なんとその戦で王賁は、主人公・信よりも大きな手柄をあげたほどめちゃくちゃかっこよかったんです!
本記事はそんな玉鳳隊(ぎょくほうたい)と、その隊長・王賁(おうほん)の凄まじい快進撃をみていきます。
キングダム 玉鳳隊(ぎょくほうたい)―著雍(ちょよう)戦

秦国が中華統一のために次の要所としたのが魏の著雍(ちょよう)です。
この著雍戦、何が凄いかって攻略のための策を王賁が考えたんです‼
著雍は秦軍にとって絶対に獲得したい重要な地ですが、同時に攻略するのが難しい地ともされていました。
魏軍の布陣、山や川といった地形を考えると、趙との国境を守っている王翦(おうせん)軍を援軍に呼んだ方がいいのではないかと武将たちの間で話し合いが行われていたのです。
そんな中、王賁は父・王翦の援軍を呼ばずに攻略する策を提案します。
キングダム 玉鳳隊(ぎょくほうたい)―おうほんの策

完璧に見える魏の防衛策からわずかな弱点を見つけ出し、
三軍同日同刻撃破
という攻略策を編み出します!
しかも、策を見破られないようにその三軍は連携はとらず独自に戦うというのです。
決め事はたったの一つ。
三日目の昼 日が天の真上に昇る刻
キングダム35巻
三軍それぞれ目前の敵軍・予備軍を撃破し魏軍本陣に突入する
いや~凄い作戦ですね。
戦略だけ聞くと、連携もとらないし非常にシンプルで分かりやすい。
しかし、逆に考えればこれがうまくいかなかったら全ての軍の動きが台無しになってしまうということ!
つまり一刻のずれも許されず、各軍に託されているのです!
しかも三日間で攻略してしまうという…。
とにかくうまくいくことを祈るしかありません。
キングダム 玉鳳隊(ぎょくほうたい)―新生玉鳳隊

玉鳳隊はこのとき飛信隊と同じ独立遊軍の五千人部隊です。
しかし、五千人隊とは思えないほどの力があると周りから称されていました!
それには以下のような理由が☟
①隊長・王賁の成長
②玉鳳隊の熟練
③関常の入隊
キングダム 玉鳳隊(ぎょくほうたい)―関常

関常(かんじょう)は王翦の部隊に所属していた千人将。
この著雍戦のおよそ半年前にこの玉鳳隊に派遣されてきたのです。
しかも王翦の側近だったとか!
さすがは関常、玉鳳隊の右翼として配置され実力を存分に発揮しどんどん前進させていきます。
関常が派遣されたのには、何らかの父・王翦の想いがあるのではないかと想像できますが、その理由は隊員に打ち明けられていないのです。
新たなメンバーや進化を遂げて新生玉鳳隊の誕生です‼
信の成長ストーリーや変化はこちら
キングダム 玉鳳隊(ぎょくほうたい)―攻勢

そんな新生部隊、開戦初日で魏軍の前線を大きく打ち破っていきます‼
勢いが止まらず、敵の予備軍へも突入。
策を練った玉鳳隊が先陣を切って前進し気持ちがいいですね。
なんと二日目にして予備軍の第一陣を撃破しつつありました。
しかしそこで待ち構えていたのは魏火龍七師の一人・紫伯(しはく)でした。
魏国最強の槍使いと言われる恐ろしい武将です。
王賁、果たして突破なるか⁈
キングダム 玉鳳隊(ぎょくほうたい)―槍の紫伯

突如姿を現した紫伯の存在に苦戦する王賁。
何年も戦に姿を現さず、死んだと思われていた紫伯の存在ですが、同じ槍使いである王賁がその名を知らないはずがありません。
かなり若い頃から激戦地で鍛え抜かれた紫伯の槍は、王賁でさえも自分の上をいくと認める程強く、中華一とも謳われるほどの相手だったのです!
紫伯と王賁の一騎討ちが繰り広げられますが、その間玉鳳隊は包囲されつつあり、一時は全滅の危機にさらされるほどでした。
キングダム 玉鳳隊(ぎょくほうたい)―弱点

しかし王賁は傷を負いながらも、開戦二日目に紫伯の槍を観察したことで、あることに気が付いたのです‼
紫伯の槍は『一撃で敵を屠る“力“を求めた槍』に対して、王賁の槍は『一点を貫く“正確さ“を求めた槍』で、それはそもそもの質が違うということ。
そして紫伯の槍を長く観察したからこそ分かった弱点が、
紫伯は“生“を拒絶した人間だということ。
紫伯には本来人間がもつ“急所を守る反射“がないことに気が付いたのです。
キングダム 玉鳳隊(ぎょくほうたい)―結末

この答えにたどり着いた王賁は、重傷を負いながらも、最後は一点を貫く正確な槍で紫伯の急所を突き、開戦三日目に見事打ち倒すことに成功しました。
観察をしたからこそ見抜くことができた弱点。
実力が上と認めた紫伯を、王賁は自らの槍の性質を生かしてうまく弱点を突いたところが凄いですね‼
著雍の戦いは三軍の見事な突破により、 呉鳳明(ごほうめい)こそ討ち取れなかったものの、秦軍の勝利で終わりました。

キングダム 玉鳳隊(ぎょくほうたい)―信念


王賁は紫伯の槍で立ち上がれないほどの重傷を負うことになりますが、部下が止めに入っても戦い続け、勝利へ大きく貢献しましたね!
何が何でも魏軍大将軍にして“槍の紫伯“をこの手で討ちここ著雍を取る
キングダム37巻
そして その先も…
後退などしている暇などない
易い戦の勝利でも足りぬ…
大いなる勝利を手にし続けねば…
中華に名を刻む大将軍には決して届かぬ
そのときに口にしたこの大将軍という言葉…。
信と同じく王賁もまた“先“を見ていて、大将軍への強い決意が見てとれます!
中華一の槍とまで称されることもあった紫伯を見事に討ち取った王賁は今回の戦で最大の武功をあげたのではないでしょうか!
王賁が『中華一の槍使い』と言われるのも遠くはないはず…。
キングダム 玉鳳隊(ぎょくほうたい)―最後に


キングダムの玉鳳隊の快進撃についてお届けしました!
ちなみに飛信隊・信は、魏火龍・凱孟(がいもう)と対峙しますが討つことはできず…。
終戦直前に呉鳳明と誤って魏火龍・霊凰(れいおう)を討つおまけ武功がありました。
凱孟を討てなかったことに悔しさが残る信ですが、またどこかで再戦があるのではないでしょうか!
玉鳳隊や隊長・王賁のさらなる進化も楽しみです!
凱孟も超強い‼
キングダム 剛将・凱孟まとめ!