屯留(とんりゅう)の反乱について分かりやすくまとめました。
王弟・成蟜(せいきょう)が起こしたとされる屯留の反乱、黒幕は実はあの人だったのです!!
キングダム 屯留の反乱 趙軍の侵攻
合従軍戦を終えて、李牧は「秦国こそ これから最も激しい内乱の刻を迎えることになる」と予想しますが、まさに的中。
合従軍戦後の秦では激しい内乱期に突入します!
しかしこの内乱期は、二万の趙軍が秦の領土へ侵攻してきたという不可解な知らせから始まるのです。
秦王・嬴政(えいせい)は大戦後のこの時期に、趙軍が動いてきたことに違和感を覚えます。
侵攻経路から趙軍が向かっているのは、秦の北東に位置する『屯留(とんりゅう)』と予想した昌平君。
屯留は、もともとは趙の領土。
趙の血が流れている住民も多く、侵攻されれば民が寝返る可能性もあるため、すぐにくい止めなければなりません。
キングダム 屯留の反乱 成蟜(せいきょう)出陣
咸陽では、侵攻の意図が掴めずにいたものの早急な対応が必要となりました。
しかし、蒙武(もうぶ)は楚方面、王翦(おうせん) は魏方面に出向いているなど、早急に駆けつけることができる将軍がおらず頭を悩ませる文官たち。
そんな中、呂不韋(りょふい)は大王の出陣を提案します。
結局、代理として王弟・ 成蟜(せいきょう)が趙軍を食い止めに出陣することとなりました。
実はこの時、成蟜の第一夫人・瑠衣(るい)が故郷の屯留へ帰郷しているタイミングでした!
成蟜が出陣した理由の中には、瑠衣を自らの手で守るためでもあったと思われます!
キングダム 屯留の反乱 眛広(まいこう) 軍
眛広(まいこう)将軍率いる趙軍は、昌平君の予想通り屯留へ到着し攻め込みますが、まもなくして成蟜軍も到着。
屯留の城前では成蟜軍と眛広軍が激突し乱戦になりました。
しかし、成蟜軍が攻勢に出ると眛広軍は城を落とせないと判断し、あっさり全軍退却!
成蟜軍が到着してからわずか半日で、戦いは幕を閉じたのです。
まさに成蟜軍の圧勝劇です!
成蟜様! 成蟜様!
成蟜軍 万歳!
屯留では民が安堵し、歓喜の渦に包まれました。
キングダム 屯留の反乱 蒲鶮(ほかく)の進言
あまりにも早い趙軍の撤退にどこか引っ掛かりながらも、成蟜は、屯留の城主代行を務めている蒲鶮(ほかく)に瑠衣のもとへ案内するよう指示しました。
すると、 蒲鶮は瑠衣の居場所については言葉を濁し、成蟜へ玉座奪還のため反乱の誘いを持ちかけてきたのです!
この不審な進言に強い違和感をもった成蟜は怒りをあらわにします!
その途端、蒲鶮は苛立ち、なんと成蟜を捕らえました!!
いいからお前は寝てろ 成蟜
後はこの蒲鶮がやってやる
屯留では“ 成蟜”の名で反乱軍が勃発!
とんでもない事態となってしまいました。
キングダム 屯留の反乱 反乱軍
その知らせを聞いた咸陽は大パニックです!
趙軍の討伐に打って出た成蟜が、自ら反乱を起こしたと大混乱。
しかし嬴政は、この不自然すぎる動きから成蟜が謀略にはめられている可能性があると考え、急いで飛信隊に連絡しました。
果たして真相はいかに⁈
キングダム 屯留の反乱 激突
咸陽からは壁(へき)率いる討伐軍が出陣し、盟平野(めいへいや)にて屯留からの反乱軍と激突します!
盟平野は屯留から二日程の場所。
反乱軍も打って出てきたということですね!
討伐軍と反乱軍が対峙すると、退却したと思われていた眛広率いる趙軍が横から出現!
まさかの事態に、壁も動揺を隠せません。
盟平野は大混戦になると思われた矢先、飛信隊がなんとか到着し、合流しました。
飛信隊の活躍もあり、趙軍と反乱軍ともに退却させることに成功します。
戦いは屯留攻城戦へと移っていくのです。
ちなみに、壁はこの時将軍へ昇格しており、討伐軍では総大将として出陣!
信とは合従軍戦以来で二年ぶりの再会となります!
キングダム 屯留の反乱 屯留攻城戦
討伐軍と飛信隊は、屯留へ到着し城内へ侵入していきます。
軍師の河了貂(かりょうてん)は、反乱当初から成蟜の姿を全く見ていないことから、成蟜がはめられていると確信!
キングダム 屯留の反乱 黒幕
反乱の首謀者は蒲鶮で、この戦いは成蟜の救出が鍵となっていきます。
黒幕は 呂不韋か
蒲鶮に捕らえられた成蟜は、今回の黒幕が、大王陣営の弱体化を図ろうとする呂不韋であることを見事に見抜きました。
蒲鶮と呂不韋は屯留の反乱が起きる一年程前から接触。
この戦が終われば、蒲鶮は呂不韋から屯留を与えてもらう約束をしており、さらには瑠衣を妻にさせようとまで企んでいました。
一方、呂不韋は大王陣営の弱体化を図るだけでなく、王弟・成蟜の反乱にすることで、王族への不信感を国中に広めようとしていたのです。
呂不韋は、民の心を王族から引き離し、本気で国を奪おうとしていたのでした!
趙軍とも裏でつながっており、呂不韋が操っていたのですね!
キングダム 屯留の反乱 救出劇
成蟜は何としてでもここから出なくてはと牢番を説得させ、脱獄します。
城内が大乱戦となっている中、真っ先に向かったのは、もちろん第一夫人・瑠衣が捕らわれている地下牢でした。
深手を負いながらも瑠衣を助け出した成蟜ですが、追っ手が迫ってきているのを察します。
成蟜は助けを呼ぶよう瑠衣を先に行かせました。
背後から追ってきたのは兵を引き連れた蒲鶮でした。
瑠衣は必死で出口にたどり着き、飛信隊に遭遇します。
成蟜を探していた信たちは瑠衣とともにすぐに助けに向かいます!
信は間に合うのでしょうか⁈
キングダム 屯留の反乱 最期
信たちが駆けつけると、死亡している蒲鶮らとともに倒れている成蟜の姿…。
瑠衣の問いかけに、か細い声で反応するも、 成蟜の身体はもう冷たくなっていました。
貴様が奴(嬴政)の“剣”にして“盾”であることを忘れるな
成蟜は信へ、中華統一を目指す秦王・嬴政の支えになるよう命じます。
そして最愛の夫人・瑠衣へも残った成蟜一派をまとめ上げ、嬴政に協力するよう指示し、
瑠衣… 許せ
キングダム35巻
また… 苦労をかける
俺は お前と初めて会った時…フッ
あの時から ずっと
お前にほれている
そう言い残して、静かに息を引き取るのです。
キングダム 屯留の反乱 まとめ
キングダムの屯留の反乱についてお届けしました。
趙軍の侵攻を食い止めに出陣した成蟜が、屯留で反乱を起こしたと思われたこの戦。
実は、国を奪おうとする呂不韋の謀略で、成蟜ははめられ命を落としたのでした。
拮抗状態を保ってきた嬴政と呂不韋の戦いが、この反乱により再び幕を開けてしまいましたね。
屯留の反乱は収まったものの、二人の決着はまだついていません。
嬴政陣営は、 呂不韋陣営との勢力争いに勝つことはできるのか!
この先のストーリーも見逃せませんね。
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第1弾、第2弾、第3弾と邦画実写は超ヒット作となった映画キングダム。
待望の続編となる実写映画化第4弾『キングダム 大将軍の帰還』が2024年7月12日から公開され、上映されます!
舞台は趙軍と壮絶な戦いを繰り広げた馬陽の戦いの続きが描かれます。
総大将・王騎が矛を振りかざす様子や信の悲痛な叫ぶシーンなど必見です!
果たしてどのような戦いが繰り広げられるのでしょうか⁈
◆原作:原泰久「キングダム」(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
◆監督:佐藤信介 ◆脚本:黒岩勉、原泰久◆音楽:やまだ豊
◆出演:山﨑賢人、吉沢亮、橋本環奈、清野菜名、山田裕貴、岡山天音、三浦貴大、
新木優子、吉川晃司、髙嶋政宏、要潤、加藤雅也、高橋光臣、平山祐介、
山本耕史、草刈正雄、長澤まさみ、玉木宏、佐藤浩市、小栗旬、大沢たかお