キングダムで馬陽(ばよう)の戦いは、何巻何話のストーリーなのか、各巻のあらすじや重要な出来事を分かりやすくご紹介します。
馬陽戦は、六大将軍・王騎(おうき)が龐煖(ほうけん)に敗れた戦いで、キングダムのストーリーでも忘れてはならない場面の一つです!
信の奮闘や戦いの展開もぜひチェックしてみてください。
※この記事はネタバレを含みますのでご注意ください。
馬陽(ばよう)の戦いは何巻何話 11巻≪108話~118話≫
秦は蒙驁(もうごう)大将軍を総大将に、二十万を超える大軍で韓へ侵攻する。
攻勢をかけていた秦軍だが、その隙に趙軍が秦へ侵攻!
国境付近の馬央(ばおう)はすでに陥落し、周辺の村も悲劇に見舞われ、趙軍は馬陽へ向かった。
この窮地に、秦は早急に民間兵を集め、王騎を総大将に任命し出陣を開始した。
信は百人将として羌瘣(きょうかい)や渕(えん)さんを副将に据え、参戦する。
そんな中咸陽では、趙軍の総大将が、戦死したと思われた龐煖(ほうけん)との急報が届き、辺りを騒然とさせる。
九年前に、六大将軍で馬陽戦で総大将を務めていた摎(きょう)が、宿営地で龐煖に討たれ、その騒ぎにかけつけた王騎が龐煖を斬っていた。
しかし、討たれたと思われた龐煖は生きており、再びこの馬陽の地で対立することとなった。
信と渕さんとの出会いはここ!!
キングダムの秦の大将軍一覧 六大将軍も!
馬陽(ばよう)の戦いは何巻何話 12巻≪119話~129話≫
馬陽に到着した秦軍は、主攻となる副将・蒙武(もうぶ)が突撃を開始。
王騎は信の隊へ『どさくさに紛れて趙将・馮忌(ふうき)の首をとる』という重要任務を言い渡し、褒美として『飛信隊』と隊の名を与えた。
馮忌軍の真横についた飛信隊は、少数の利を活かし、虚をつく作戦で横撃する。
さらに、百人隊を二つに分け、仲間を盾にしてわずか三十人で敵本陣へたどり着く。
途中、馮忌に距離をとられたことで飛信隊は死地に立たされるも、干央(かんおう)隊や壁(へき)隊の登場でその場は乱戦へともち込まれた。
信は乱戦の中、一本の飛矢のごとく見事に馮忌を討ちとる!
馬陽(ばよう)の戦いは何巻何話 13巻≪130話~140話≫
二日目、中央の蒙武軍と李白(りはく)軍がぶつかる。
守備の将軍と称される李白は、蒙武の突撃に対して陣形を変え、囲い込みの策に出る。
蒙武軍は完全に囲まれ、李白が上手かと思われたが、蒙武は“力”のみで打ち破る奮闘を見せる。
翌日、蒙武に対抗するため趙軍は公孫龍(こうそんりゅう)軍を加えたが、それでも蒙武の勢いを止めることはできなかった。
四日目の趙軍は、渉孟(しょうもう)・万極(まんごく)が秦軍右翼を攻めると見せかけ、蒙武軍の背後に回り、李白と公孫龍と合わせて四軍で蒙武を討つ作戦に出る。
対して、秦軍はなんと全軍で総攻撃する展開を見せ、趙軍は本陣を山間に後退させた。
追撃していた秦軍だが夜営中、総大将・龐煖が単身で夜襲を仕掛け、飛信隊は悲劇に見舞われる。
凄まじい龐煖の武力に、信は振り飛ばされ、羌瘣が巫舞を使う…。
馬陽(ばよう)の戦いは何巻何話 14巻≪141話~151話≫
羌瘣は超短期戦で最深の巫舞で挑むが、龐煖に止められ呼吸が尽きる。
この窮地の中、追い打ちをかけるように趙将・万極が龐煖の援護に襲撃を仕掛けてきた。
飛信隊は壊滅の危機に陥るが、干央の騎馬隊が龐煖を討つべく突撃する。
混戦となる中、意識を取り戻した信は、再び龐煖の首を狙い傷を負わせるものの、矛の一撃で戦闘不能に…。
作戦が失敗に終わった飛信隊は、満身創痍で山中へ退却する。
万極軍の追撃で犠牲を出しながらも、信を何としてでも救おうと隊員らが奮闘する。
信を担いでいた尾到は追撃の矢で戦死する。
再結集した飛信隊が戻ると、渉孟の策で隊員が次々とやられるが、王騎軍が出陣し、渉孟を討ちとる。
秦軍は開戦五日目に趙軍の本陣をとらえた。
馬陽(ばよう)の戦いは何巻何話 15巻≪152話~162話≫
趙荘(ちょうそう)軍と蒙武・隆国(りゅうこく)軍は大混戦となる中、蒙武は龐煖をとらえる。
龐煖を追った蒙武や隆国らは、趙荘の罠で“落石の計”に遭い兵の約半数を失う。
さらに山の奥へと追跡すると、趙の伏兵の登場で秦軍は次々と削られていき、蒙武軍は疲弊しきっていた。
断崖で退路を失い、全滅の危機にあったその時、王騎本陣が到着し、両軍の総大将が対峙する!
王騎は序盤から先陣を切り、戦を急いでいるような戦い方を見せる。
その様子から、趙荘は完全な情報封鎖をしている李牧の策に気が付いているのかと動揺する。
そしてついに王騎と龐煖の一騎討ちが始まる!
馬陽(ばよう)の戦いは何巻何話 16巻≪163話~173話≫
九年前の馬陽で、妻になるはずだった摎を失った王騎。
そして王騎によって深手を負い敗れた龐煖の二人の因縁の対決が始まる。
大将同士の一騎討ちの間、副官・騰(とう)の騎馬隊が趙本陣を押し込んでいた。
王騎が龐煖に攻勢をかけ、決着がつくかと思われた瞬間、凄まじい地鳴りとともに四万の李牧軍が到着。
圧倒的戦力差に加え、李牧の選定した地形により退路が断たれた秦軍は愕然とする。
一刻を争う状況で、目の前の龐煖を討ちたい王騎だが、龐煖もしぶとく対抗する。
死地に追い込まれた秦軍は何とか奮闘するも、李牧軍の急襲で一方的にやられていく。
そんな中騰は、趙軍の指揮官である趙荘(ちょうそう)を討ちとった。
王騎は再び龐煖へとどめを刺そうとするが、その瞬間、李牧軍の魏加(ぎか)の矢が王騎の背を射る。
その直後、龐煖が王騎を討った。
信は魏加を討ちとり、瀕死の状態の王騎を何としてでも脱出させようと、騰や蒙武らと活路を見出す。
脱出を果たした王騎は残った王騎軍を騰に託し、信へは自身の矛を授けて静かに息を引き取った。
王騎将軍まとめ!史実には⁈
騰の幼少期 ファルファル伝説のはじまり
馬陽(ばよう)の戦いは何巻何話 最後に
キングダムの馬陽戦が描かれる11巻108話~16巻173話のあらすじをお届けしました。
王騎の死を確認すると、李牧は目的を達成したことで趙軍に撤退を指示し終戦します。
唯一現役だった六大将軍の王騎が敗れてしまったことで、中華全土を驚かせた戦いとなりました!
王騎は龐煖との一騎討ちの中で、矛の重さは数えきれない戦場で失った戦友の思いが宿っていると語ります。
王騎の思いもきっと信へ受け継がれたに違いありません!
王騎を超えた趙の李牧が、これから最大のライバルになっていくでしょう!
この先のストーリーも見逃せません!
キングダム 関連情報
映画キングダム 大将軍の帰還
第1弾、第2弾、第3弾と邦画実写は超ヒット作となった映画キングダム。
待望の続編となる実写映画化第4弾『キングダム 大将軍の帰還』が2024年7月12日から公開され、上映されます!
舞台は趙軍と壮絶な戦いを繰り広げた馬陽の戦いの続きが描かれます。
総大将・王騎が矛を振りかざす様子や信の悲痛な叫ぶシーンなど必見です!
果たしてどのような戦いが繰り広げられるのでしょうか⁈
◆原作:原泰久「キングダム」(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
◆監督:佐藤信介 ◆脚本:黒岩勉、原泰久◆音楽:やまだ豊
◆出演:山﨑賢人、吉沢亮、橋本環奈、清野菜名、山田裕貴、岡山天音、三浦貴大、
新木優子、吉川晃司、髙嶋政宏、要潤、加藤雅也、高橋光臣、平山祐介、
山本耕史、草刈正雄、長澤まさみ、玉木宏、佐藤浩市、小栗旬、大沢たかお